ワンポイント
パソコンを使用していると、いわゆる難しい漢字が使用されることがある。
例えば、レセコンで「髙橋 太郎」さんを登録するときの「髙」である。
この漢字、レセプトを紙に印刷する場合にはこのまま表記されるので問題は無いが、レセ電に出力する場合には、この「髙」は使えない。こういった場合、「タカハシ タロウ」とカタカナ表記することが可能とされているが、問題はレセコンでは「髙橋 太郎」となっているものを、レセ電出力において「タカハシ タロウ」とするシステムである。
レセコンのシステムによっては、レセコンの登録の「髙橋 太郎」をレセ電出力時に「タカハシ タロウ」と自動的に変換してくれるものもあれば、レセコンの患者登録時に、レセコン用の「髙橋 太郎」の他にレセ電用の「タカハシ タロウ」と二重に登録しなければならないものもあるようだ。
滅多にないし、二重登録の手間もたいしたことはないのだろうが、お使いのレセコンでレセ電を発行しようとする場合にはどういうシステムになっているか確認をしておいた方がいいでしょう。
ちなみに、うちで使用しているMICのU-Boxは自動変換システムのようです。
先日パスワードの強制変更の話しを書きました。
参考: http://dscyoffice.info/online/log/90/post_126.html
もし、変更したパスワードを忘れてしまったとか、以前に設定したパスワードを忘れたというケースもあり得ます。と同時にパスワードの利用であり得る障害は「パスワードのスペルミス」です。そして以下の別項でも書きましたが、パソコンの初心者を中心に意外なほど多くスペルミスが見られると言うことです。
参考: メアドのスペルミス http://dscyoffice.info/blog/97/post-212.html
上記で述べたのはあくまでもメールアドレスのスペルミスですが、メールアドレスでスペルミスを行うと言うことは、パスワードのタイピングにおいてもかなりのケースであり得るということです。
おまけに、通販など一般的なNetの利用はそれなりのスキルをお持ちの方々が多く利用しているでしょうから、ある程度の障害には対処することが可能でしょうが、レセプトのオンライン請求については、好むと好まざるを得ず、パソコンのスキルの有無を問わず行う可能性があります(スキルの無い人はメディアでの請求という手がありますが)。従って、行う際には自分のスキルで行うことが可能か、そして障害の回避と障害が生じたときの対処法についても充分な準備をする必要があります。今回はパスワードにターゲットを絞っていますので、パスワードの管理についての詳細は下記の項を御覧下さい。
参考: パソコンに慣れない人は注意 http://blog.dscyoffice.net/?eid=941062
さて、こういった充分な準備をしてもパスワードを忘れてしまうということは想定しなければなりません。そこで、「オンライン請求しようと思って、基金や国保連のサイトにクセスしようとしてパスワードが受け付けられずログインできない場合にはどうしたらいいか?」という点に述べたいと思います。こういった場合には以下の手順で処理を進めましょう。
(1) まずは、「パスワードのスペルミスは無いか」「別のサイトのパスワードと混同していないか」など、必要事項を確認して下さい。とくに、単なるキーボードの打ち間違いの他「大文字、小文字の間違い」「数字の1とローマ字のI」の間違いなどが考えられます。
特に後者の間違いを防ぐためには、パスワードを作成する場合「数字の1とローマ字のI」を利用しないというのも一つの方法でしょう。
(2) 次に、「スペルミスは無い」もしくは「パスワードを書いた紙を無くした」などのケースではどうしたらいいでしょうか?通常のNet上のログイン機能であれば、パスワードの障害は想定内で、どのサイトでも「パスワードの再発行」のシステムを備えており、登録してあるメールアドレスに新しいパスワードを送ると言った仕組みになっています。しかし、オンライン請求においてはそういった機能はありませんし、セキュリティ上もそういった機能は不適切と思われます。従って、こういった場合にはパニックにならず、まずはログイン出来なかった「支払基金」や「国保連」の支部に電話しましょう。しかし、パスワードについては支部では対応できないようで、色々な手続があるのでしょうが、約1週間で「パスワードがリセットされて新しいパスワードが送られてくる?」のだそうです。
しかし、場合によってはその月の請求ができなくなるという事態も考えられます。従って、システム障害はともかく「パスワードを忘れた」といった理由でそういった事態にならないようにパスワードの管理には充分に注意しましょう。
しかし、関係機関では「パスワードを忘れる」といったケースは想定していないので、基本的にパスワードの初期化や再発行のシステムは整備されていないと聞きます。その辺は今後改善をお願いしたいと思います。
普通のNetのサイトと違って、レセプトのオンライン請求はいわば生活がかかっているわけですから、6カ月に近づいたら新しいパスワードを準備し、きちんと保管しておくことが重要です。
# 請求業務時の注意点
(1) 請求確定: 請求業務時、レセ電ファイルを送信して「請求確定をしない」という例があるそうです。現在は、オンライン請求の件数自体まだ少ないので、このような場合には、審査機関から親切にも電話で連絡をくれるという話しも聞きますが、今後オンライン請求の件数(医療機関数)が多くなれば、イチイチ電話連絡をすることも不可能と思われます。取り合えず、ここでは「請求確定を忘れないように」と注意喚起するしかありません。しかし全国数十万の医療機関、薬局で行うわけですから、「注意しましょう」で済ますわけにもいかないでしょう。従って、レセ電ファイルを送信後に請求確定処理を行わないでログアウトした場合には、「請求が確定していません」といったアラートが出るようにシステム的に対処することも必要でしょう。
(2) 接続切断: 請求業務後ログアウトしますが、その状態でもオンライン回線は接続状態となっています。従って、タスクトレーのオンライン請求のアイコンをクリックして、必ず接続を切断するようにしましょう。例えば光回線の場合には接続状態で放置しても料金がかさむということはありませんが、ISDNを利用の場合には接続を切断しないと通信料がかさむことになります。
# 電子証明書の有効期限が切れかかったら
電子証明書の有効期限は3年です。さて、有効期限の失効が近づいたらどうするのでしょう?理論的には「電子証明書発行(更新?)依頼書」を提出して、新しい電子証明書の交付を受け、再度Installするということになるのでしょう。しかし、更新交付はいつから受け付けるのか?などの疑問があるので、先日支払基金の支部に電話をかけて色々聞いてみました。それによると以下のような状態とのことです。
(1) いつから更新交付の手続きが可能なのか?
(2) 有効期限の失効が近づいたら、医療機関に連絡が来るのか?
これらを含め、電子証明書の更新交付の手続きについては、現在まだ何も決まっていないとのことです。しかし、これについても全国数十万の医療機関や薬局の全てで忘れずに更新するということは不可能でしょうから、なんらかの対処が必要でしょう。従って、期限が近づいたら支払基金から更新申請用紙と共に「期限が近づいている」という注意喚起の文書を送付してもいいが、これでは手間もコストもかかります。従って、期限が切れる一定期間前(例えば3カ月)になったら、オンライン請求でログインしたら、「電子証明書の有効期限切れが近づいています」といったアラートが画面に表示するようにシステム設定をしてもらえるとありがたいと基金の担当者の方に要望を出しておきました。また、その際「再申請書のDownloadサイトへのリンク」も表示してもらえるともっと便利ですね。
# 請求方法の選択
オンライン請求とは言え、通信トラブルも念頭におく必要があるでしょう。たとえば、うちでは光回線が引いているため、「電子情報処理組織の使用による費用の請求に関する届出」には「IP-VPN」を使用すると書いて提出した。しかし、うちには「ISDN」もあるので、光回線に障害が出た場合代替え請求としてISDNを利用して請求できるかということだが、これはどうもダメのようだ。つまり、このように接続回線を変更するにはその都度届出が必要のようなのだ。
# 送信用パソコンの予備機
オンライン請求回線の障害は可能性としてはあってもその確率はそんなに高くは無いだろう。一番の可能性は送信用パソコンのトラブルである。従って送信用パソコンとしてセットアップする際は予備機をもう一台用意してセットアップしておくと良いでしょう。この場合注意しなければならないのは、「電子証明書の有効期限」である。通常使用している送信用パソコンはもとより、予備の送信用パソコンにおいても電子証明書の再インポートを忘れないようにしましょう。
# 裏技
オンライン請求のセットアップデスクからセットアップする場合、通常起動ではWindows7にはInstall不可です。しかし、裏技を使うと可能になるそうです。それもWindows7の64bit版でも可能という話しを伺いました。これは詳しくは書きませんが、、、、。試してみようっと。
さて、25日に告示された「療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する省令」でレセプトの請求法の本則が「オンライン請求」に加えて「CD-R等の電磁メディア」でも可能となった。そこで、どうするか?
# レセコンの問題
基本的にはオンライン請求用のレセコンというものは存在しない。オンライン請求はRECEIPTS.UKEというレセプトファイルをブラウザ(一部ASP機能を利用)で送信するだけで、まぁ言ってみればBlogに画像の記事を掲載するときに画像ファイルをUPするのと同じなのである。ではレセコンの役目は?と言うと、RECEIPTS.UKEという請求ファイルを出力するだけのものなのである。もちろんそれが一番重要なのだが。その出力されたファイルをブラウザを使ってオンラインで送信するのをオンライン請求。そして、CD-R等の電磁メディアに書き込んでそれを審査機関に送付(持参、郵送など)する方法が今回追加された(正確には今も可能だが、平成21年4月以降も継続して可能)わけだ。
したがって、どちらにしろいわゆるレセ電対応のレセコンの導入が必要なことには変わりはないのである。
# セキュリティ上の問題
レセプトオンライン請求については、情報の漏洩を心配している方も多いと思われます。そこで、「オンライン請求」と「CD-R等の電磁メディア」による請求でどちらがセキュリティ上優位にあるかということですが、これは様々なケースが考えられるので一概には言えませんが、私見としてはオンライン請求の方が優位にあると考えます。
まず、私の経験ですが、今年の9月請求で紙のレセプトを同時にCD-R等の電磁メディアでの確認試験を行いました。そのCD-Rが審査機関から返送されてきましたが、それは普通郵便でした。必ずしも普通郵便に紛失等のリスクがあるわけではありませんが、少なくともこちらから送付するときには書留郵便を利用しています。それを考えると?という思いが無いわけではありません。では、持参すれば良いだろうということになるのですが、審査機関に近い歯科医院だけではないですから全てが持参というわけにもいかないでしょう。そして意外に持参にも落とし穴があります。報道をチェックすると、医療情報を格納したUSBメモリの院外での紛失が意外に多いのです。USBメモリの場合にはパスワードの設定を行うことも可能ですが、レセ電のCD-Rにはそういった設定はなされていません。従って紛失即漏洩というリスクは非常に高くなると思われます。それを考えれば、CD-Rにバスワード設定をするという方法も考える必要があるかもしれません。しかし、そのリスクは紙のレセプトとて同じ。過去に医療機関から審査機関に送られる途中にレセプトを紛失したというニュースは耳にしたことがありません。まぁ、あってもニュースにならないだけってこともありますが、ニュースで目にするのは審査機関から保険者に送られる途中のレセプトを紛失したという話しくらいですね。
# コストの問題
これは各歯科医院の使用している通信回線にもよりますが、うちの場合は光回線が入っているのでIP-VPNをそのまま利用できるため追加のコストは電子証明書代くらいです。中にはIP-VPNを使えない歯科医院もあるでしょうが、その場合には月々若干のコストがかかるようです。
以上のようなポイントを考えてどういった方法が各自の歯科医院にあっているか検討して見て下さい。
レセプトオンライン請求のアンケートに新規設問が追加されています。
この助成金について、支払基金の支部に問い合わせをしてみました。
それによると、助成金は決まって文書も出ているが本部レベルの話しで、支部には正式に文書などは廻って来ていないとのことです。
正式な文書が来たら、申請書を郵送してくれるように頼んでおきました。
また、話しは変わりますが、オンライン申請の電子証明書ですが、有効期限が切れかかったらどうするのか?という点も尋ねて見ました。
期限切れから遡っていつから更新の申請が出せるかも含めて何も決まっていないそうです。そこで、以下の要望を出しておきました。
#全国数万の歯科医療機関で、確実に有効期限を管理して再申請をするのはなかなか難しいでしょうから、期限切れの数ヶ月前からオンライン請求のログイン時に「有効期限が切れるので更新の手続きをして下さい」という「注意表示」を出していただけるとありがたい。
色々なところでレセプトオンライン請求の話題を出していますが、オンライン請求で勘違いをなさっている方々がまだいらっしゃるようです。
その代表的な例が、「レセプトオンライン請求はレセコンで行う」という勘違いです。
レセプトオンライン請求は、「RECEIPTS.UKE」という電子レセプトファイルをブラウザを使って支払い審査機関(支払基金、国保連)のサーバーに送信するものです。従ってレセコンのお仕事は、診療入力データを元に、「RECEIPTS.UKE」というファイルを作るだけです。送信段階ではまったく関与しません。従って、レセコンに限らず「RECEIPTS.UKE」というファイルを作ることができればレセコンは全く不要なのです。そんなの作れるのか?と思う方もおられるでしょうが、理論的には「メモ帳」や「Excel」などを利用すると作れるんですよ。しかし、理論的に作れるというだけの話しで、エラーの無いファイルを作るのはなかなか難しいので、実質的にはレセ電対応のレセコンに頼らざるを得ないんですね。
従って、各歯科医院で使用しているレセコンがオンライン請求に対応すると言うことは「RECEIPTS.UKE」というファイルを出力できるということと同じなんです。
★ 各レセコンのオンライン請求(電子請求)に対する対応状況を調べてみました。原則として各社のホームページやユーザーからの情報提供によるものです。調査日以降対応したり、対応が確認されていないが実際には対応しているケースもありますので御了承下さい。
★ 各メーカーやユーザーの方のオンライン請求に関する対応情報の提供はここのコメントにお願いします。
■ 調査時点でオンライン請求に対応しているもの
★ fineシリーズ・Profitシリーズ(株)ヨシダ
http://www.yoshida-dental.co.jp/
091114確認: fineシリーズとProfit-iシリーズはオンライン請求にソフトバージョンアップ等で対応予定です。
*対応費用は未定です。
★ LAPEC-X (株)Mic
091114確認: 来春頃に有償でオンライン請求に対応予定。
★ Opt.One(株)オプティック
http://www.opt-net.jp/
091114確認: オプテックのレセコンは、既にオンライン請求対応済みになっていますので、追加費用負担なし にスムーズに移行可能です。
★ U-Box (株)Mic
http://www.mic.jp/products/faq/ubox.html
091114確認: オンライン請求等に対する記載無し。
091114確認: U-Box2009においてオンライン請求対応済み。
★ カルテメーカー
http://www5.big.or.jp/~karte-m/
091114確認: オンライン請求対応済み。
★ 歯科用レセコンFLEXシリーズ (株)ウィルアンドデンターフェイス
http://www.denf.co.jp/
091114確認: 2009年3月レセプト電算化対応・ 2011年4月レセプトオンライン請求対応
★ 歯科診療録 システムウェア 大樹 株式会社
http://www.dental-club.jp/
091114確認: 大樹は『レセ電対応版』の販売を開始しました。
■ 調査時点でオンライン請求への対応が確認されていないもの
★ Power4G (株)デンタルシステムズ
http://www.dentalsystems.jp/
091114確認: 「平成21年10月29日:Windows7に対応いたしました」という記載はあるがオンラインに対する記載は見あたらない。
★ Touch Frontier Varie (株)スリーフロンティア
http://www.threefrontier.com/
091114確認: オンライン請求の関する記載無し。
★ WiseStaff6 (株)ノーザ
http://www.nhosa.com/product/mokuteki.html
091114確認: オンライン請求等に対する記載無し。
★ カルテット (株)デンタルハート・(株)日立ソフテック
http://dentist-jp.net/
091114確認: オンライン請求の関する記載無し。
★ 歯科エキスパートシステム (株)エーアイクリエイト
http://www.ai-create.co.jp/
091114確認: オンライン請求の関する記載無し。
★ 多機能歯科電子カルテシステム「TDMシリーズ」OEC 株式会社 岡山情報処理センター
http://www.oec-o.co.jp/
http://www.oec-o.co.jp/solution/shika/tdm.html
091114確認: オンライン請求の関する記載無し。
★ レセフィス (株)GC
http://www.gcdental.co.jp/main.html
091114確認: オンライン請求の関する記載無し。
VPNとは、「Vertual Private Network」で、仮想的閉域通信回線のこと。
そこで、「IPーVPN」と「Internet VPN」の違いであるが、たとえて言うと。
(1) IP-VPN = 新幹線
(2) Internet VPN = ミニ新幹線
※ 事故のリスク(セキュリティ)は新幹線の方がシステム的に優れている。それを補うために、ミニ新幹線では踏切の撤去などの安全策がとられるが、Internet VPNにおいては「IPsec+IKE」を使用した暗号化により確保している。
※ オンラインサーバへのアクセスは、「Internet VPN」の方が優れている。それは途中まで「Internet回線」を利用し、途中から閉域の専用回線に接続するため、Internet回線が利用可能な多くの通信環境で利用可能。それに対して、「IP-VPN」はダイレクトで「閉域通信網」で接続されるが、閉域通信網が供給されている通信回線で無いと利用不可能。これは、あたかも、「Internet VPN」は在来線から新幹線に乗り入れるミニ新幹線に似ている。
